「私書箱とは何ができるのか」
「私書箱のメリット・デメリットを知りたい」
自宅を仕事場と兼用している人の中には、煩雑な郵便物の管理で頭を悩ませていることが少なくありません。
そのような時に活用されるものの一つに私書箱が挙げられます。
しかし、私書箱を利用するにあたって、利用条件や料金、メリット・デメリットなど、気になる点も多いのではないでしょうか。
本記事では、私書箱の種類や利用条件、メリット・デメリットと私書箱の代替えサービスについて解説しているため、ぜひ参考にしてください。
また、私書箱と同等のサービスでより賢くプライバシー管理を行いたい方は、バーチャルオフィスの活用もおすすめです。
- 費用は月額約1,000円から利用可能
- 多くの企業が法人登記可能なビジネスプランを選択!
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事業主の方は、ぜひNAWABARIの利用を検討してみてください。
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【簡単に】私書箱とは?
通常、郵便物は自宅やオフィスなど宛先に記載された住所宛に届きます。
私書箱は、それらとは別に郵便物を受け取るために設けられた専用ポストのことです。
私書箱宛に送られた郵便物は、自宅やオフィスではなく私書箱の中に保管されます。
そのため、自宅やオフィスの住所を必要以上に公開する必要がありません。
私書箱の種類とは?
私書箱は大きくわけて2種類あります。
- 郵便私書箱
- 私設私書箱
それぞれ紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
郵便私書箱
日本では一般的に、私書箱というと郵便私書箱のことを指しています。
郵便局では、局内に設置されている郵便私書箱を利用することができます。
私書箱の住所は「○○郵便局私書箱〇〇号」といった具合になります。
ロッカーのような形状をしており、ある程度のスペースが必要になるため、すべての郵便局に設けられているわけではありません。
配達業務を行っている郵便局や、高層ビル内にある郵便局などに設置されていることが多いです。
郵便私書箱の料金は無料で、鍵付きのため安心して利用できます。
利用する際には、ほぼ毎日、郵便物などの配達を受け取っていることや、半年以上使用すること、また滞りなく郵便物を受け取ることなどの条件が定められています。
私設私書箱
民間企業によって運営されているものです。
郵便私書箱の空きが少ない、都市部などを中心にサービスが提供されています。
利用する際には料金が発生しますが、その分さまざまなサービスが受けられることが多いです。
例えば、私書箱がある場所から指定する住所まで転送してくれるサービス、郵便物の到着通知サービスなどが挙げられるでしょう。
郵便私書箱に比べ利用する際の条件が低いとこも多いので、気軽に利用しやすいです。
ただし、基本料金の中に含まれているサービスの内容は業者によって異なるため、あらかじめ調べておく必要があるでしょう。
私書箱の利用条件とは?
私書箱を利用するには、日本郵便が定める次の条件を満たす必要があります。
引用元:日本郵便局|Q.私書箱は誰でも利用することができますか?
- おおむね毎日、郵便物等の配達を受ける方
- 私書箱を六カ月以上使用する方
- 郵便物等を遅滞なく受け取ることができる方
郵便局の私書箱ではなく、私書箱サービスを用いる場合は、サービスを提供する会社ごとに利用条件が異なります。
私書箱サービスの利用条件は、郵便局の私書箱よりも条件が緩やかなケースがほとんどです。
ただし身分証明書の提示や来店をした上での手続きは、おおむねどのサービスでも必要になります。
利用をするまでの流れについては、各サービスのホームページに記載されているため、気になる私書箱サービスがある場合は、確認してみましょう。
私書箱を利用する3つのメリットとは?
私書箱を利用することで得られるメリットは、主に次の3つです。
- 郵便物の管理がしやすい
- 安全性が高い
- 宛先を私書箱にすればプライバシーが守られる
それぞれの内容について、詳しく解説します。
郵便物の管理がしやすい
私書箱を利用することで、郵便物の管理がしやすくなります。
自宅をオフィス兼用にしている場合、プライベートと仕事の郵便物がどうしても同じポストの中で混在してしまいます。
郵便物の量が増えるため、見落としてしまうケースも少なくありません。
さらに、郵便物の仕分けしなければならないため、手間も増えてしまいます。
私書箱を設けポストを分けておくことによって、こういった問題を解決できるようになります。
安全性が高い
私書箱は自宅で郵便物を受け取りよりも、安全性が高い点が魅力です。
郵便物の量が多い場合、ポストに入りきらずはみ出してしまうこともあります。
盗難や悪用などの心配もあるでしょう。
私書箱であれば、セキュリティ面もしっかりしているため、安心して利用することができます。
宛先を私書箱にすればプライバシーが守られる
宛先を私書箱にすることで、プライバシーの保護がより強固になります。
荷物や郵便物を送る際、住所が必ず必要です。
自宅を荷物や郵便物の受け取り先にしている場合、送り主や配達員に住所が明らかになってしまいます。
住所バレを避けたい場合は、私書箱やバーチャルオフィスなど、自宅以外で荷物・郵便物を安全に受け取れるサービスを利用したほうが安心です。
注意点もある?私書箱を利用する5つのデメリット
私書箱を利用することで、下記のデメリットが発生します。
私書箱を利用するデメリット
- ビジネス用途での利用ができない
- 郵便物を回収に行く手間が必要になる
- 登記住所には登録できない
- 郵便物以外は転送・保管できない
- 利用条件をすべてクリアする必要がある
メリット同様に、こちらも詳しく見ていきましょう。
ビジネス用途での利用ができない
私書箱は郵便物の保管や転送は可能ですが、ビジネス用途での利用ができません。
私書箱の用途はあくまでポストとしての利用なため、特定商取引法での記載に利用できないのはデメリットといえます。
ビジネス用途での利用を考えている方には、私書箱は向いていないでしょう。
郵便物の受け取りや住所の取得をビジネス用途で考えている方には、バーチャルオフィスや郵便物受け取りサービスがおすすめです。
郵便物を回収に行く手間がかかる
私書箱は受け取った郵便物を保管するサービスです。
受け取った郵便物の転送には対応していません。
そのため郵便物は定期的に引き取りに行く必要があります。
郵便局が自宅や利用する駅から離れている場合、引き取りを手間だと感じてしまうかもしれません。
登記住所には登録できない
自宅住所の代わりとして活用できる郵便私書箱を、登記住所として利用したいと考える方もいるかと思います。
しかし私書箱は郵便物を受け取るサービスのため、登記住所としての登録はできません。
自宅やオフィス以外を登記住所としたい場合は、バーチャルオフィスといった住所貸し出しサービスの利用がおすすめです。
郵便物以外は転送・保管できない
私書箱では郵便物以外の転送や保存ができない点には注意が必要です。
郵便物以外は受け取れないため、ヤマト運輸などの別会社の荷物の転送ができません。くわえて、冷蔵や冷凍の荷物を保管する設備がない場合が多く、取り扱ってくれるものに制限があるのがデメリットです。
また、私書箱はサイズが比較的小さく、入りきらない場合は窓口での受け取りになります。
窓口で受け取る場合は、利用時間に制限が出てくるため、デメリットに感じる方も多いでしょう。
利用条件をすべてクリアしなければならない
私書箱を利用するには、「私書箱の利用条件とは?」でご紹介した内容を、すべてクリアしなくてはなりません。
引用元:日本郵便局|Q.私書箱は誰でも利用することができますか?
- おおむね毎日、郵便物等の配達を受ける方
- 私書箱を六カ月以上使用する方
- 郵便物等を遅滞なく受け取ることができる方
郵便局以外の私書箱を利用する場合でも、定められている条件を満たす必要があります。
条件を満たしサービスの利用が開始できても、使用途中で条件を満たせない事柄が発生した場合は、サービス利用が打ち切られてしまう可能性もあります。
私書箱の平均的な料金とは?
郵便私書箱の場合利用料はかかりません。
ただし、鍵を紛失した場合は費用が発生するケースが多いため取扱には注意が必要です。
私設私書箱の場合は業者によってさまざまです。
平均すると月額2,000円程度ですが、入会金やオプションなどの料金が加わることもあります。
私書箱の作り方とは?利用するための5STEP!
郵便私書箱を利用するための手順は以下の5ステップです。
- 空き状況を確認する
- 利用請求書を作成する
- 利用請求書を提出する
- 審査を受ける
- 私書箱の鍵を受け取る
郵便私書箱を利用する場合、まずは空き状況を確認するところから始めましょう。
無料で利用できるため人気が高く、空きがないケースも少なくありません。
窓口や電話などで空き状況を確認していきます。
希望する郵便私書箱が見つかったら、次は利用請求書の作成です。
書類は郵便局で受け取ることができ、使用者の氏名や利用開始日、使用期間などを記載が必要です。
書類作成後は郵便局に提出し、審査を受けます。審査には数週間かかり、通過したら私書箱の鍵が貸与されます。
なお、申請時に身分証明書などが求められることもあるため、事前に問い合わせ確認しておくようにしましょう。
金やオプションなどの料金が加わることもあります。
私書箱よりも優れているバーチャルオフィスとは?
バーチャルオフィスとは、事業者登記や一般公開など事業用に必要となる住所を提供しているサービスのことです。
バーチャルという言葉の通り仮想の事務所のため、物理的な空間は存在しません。
バーチャルオフィスでは住所の貸し出しをメインの業務としています。
さらに私書箱同様に郵便物の受け取りができ、電話の受付・転送なども可能です。
よりプライバシーを安全に保護したいと考える方は、私書箱よりもバーチャルオフィスをおすすめします。
私書箱よりもバーチャルオフィスがおすすめな5つの理由とは?
バーチャルオフィスは私書箱よりも充実したサービスを提供しています。
バーチャルオフィスを私書箱以上におすすめする理由について、見ていきましょう。
- バーチャルオフィスはビジネス利用ができる
- バーチャルオフィスは料金が安い
- バーチャルオフィスはプライバシーの保護が可能
- バーチャルオフィスは電話番号が使える
- バーチャルオフィスはサポートが充実している
バーチャルオフィスはビジネス利用ができる
バーチャルオフィスは私書箱と似ているサービスで自宅以外の場所で郵便物を受け取ることが可能です。
しかし、私書箱は住所登録ができず、特定商取引法の記載や法人登録に利用できません。一方、バーチャルオフィスは住所登録が可能であり、法人利用が可能です。
バーチャルオフィスは郵便物を受け取りつつ、住所登録が可能なため、利用をおすすめします。
バーチャルオフィスは料金が安い
私書箱に比べて料金が安い点がバーチャルオフィスの大きなメリットです。
バーチャルオフィスは、業者によって提供しているサービスの内容がさまざまなため、利用料金にも差があります。
月額わずか1,000円程度のように、私書箱サービスに比べて圧倒的に安い料金で利用できるところもあります。
バーチャルオフィスはプライバシーの保護が可能
法人登記をする際には住所登録が必須です。ビジネスモデルによってはネット上に住所を公開する必要があるため、プライバシーの観点から不安に思っている方も多いかと思います。
バーチャルオフィスでは、先述した通りビジネス用途での住所利用が可能なため、自宅住所を公開せずに済みます。
バーチャルオフィスを利用すれば、安全性が確保された状態でビジネスを行えるため、メリットを感じやすいでしょう。
バーチャルオフィスは電話番号が使える
バーチャルオフィスのサービスとして、電話番号が使える場合があります。
ビジネス上、電話番号の設置が必要な場合は多いかと思います。普段電話はあまりかかってこないが、ビジネス上電話番号を置く必要のある方にはありがたいサービスでしょう。
また、留守電を転送してもらえるサービスもあるため、私書箱にはない魅力といえます。
NAWABARIでは、電話用件・留守電転送サービスを月額料金のみで利用できるため、ビジネス用途での利用におすすめです。
バーチャルオフィスはサポートが充実している
バーチャルオフィスは、郵便物の受け取り以外のサービスが充実している点も魅力的です。
法人向けに法人設立・法人登記のサポートがついている場合が多く、お問い合わせ時間が土日も可能であったり、打ち合わせスペースを利用できたりするなど、幅広いサポートを受けられます。
法人設立を考えている場合や個人でネットショップを始めたい方など、個人事業主やフリーランスの方にバーチャルオフィスはおすすめです。
私書箱に関するよくある4つの質問とは?
私書箱を利用するにあたってよくある質問と回答について、まとめました。
私書箱を利用する方は、ぜひチェックをしてください。
- 私書箱に送る方法とは?
- 個人で使用する場合も私書箱は安全?
- 私書箱の保管期間は?
- 私書箱はどのような会社が利用しているの?
私書箱に送る方法とは?
私書箱に郵便物を送る際、宛先には下記を記載します。
- 私書箱を契約した郵便局の支店名
- 私書箱のナンバー
- 私書箱を契約した人の宛名
私書箱へ郵便を届けるのに、詳しい住所や連絡先の記載は必要ありません。
記入するべき3点だけを記載すれば、荷物・郵便物が私書箱へと転送されます。
個人で使用する場合も私書箱は安全?
郵便私書箱は鍵付きのため、安全性は高いです。
私設私書箱の中には、ID認証や防犯カメラなどセキュリティ面に力を入れているところもあります。
私設私書箱の場合、セキュリティ対策の内容は業者によってさまざまなため、事前に調べておくと安心でしょう。
私書箱の保管期間は?
郵便私書箱の利用条件として、郵便物を遅滞なく受け取れることが定められています。
私設私書箱の場合、保管期間は業者によって異なります。
一定期間までは無料で保管し、それ以降は超過した日数に応じて料金が発生するところが多くなっています。
私書箱はどのような会社が利用しているの?
私書箱は個人でも利用が可能です。
しかし郵便私書箱は多くの場合、手紙が頻繁に届くテレビ局やラジオ局などが利用しています。
都心部の郵便私書箱ほどその傾向にあり、利用に空きがないことも少なくありません。
バーチャルオフィスなら NAWABARI がおすすめ
本記事では、私書箱の種類や利用条件、メリット・デメリットと私書箱の代替えサービスについて解説しました。
私書箱とは、郵便物を受け取るために設けられた専用ポストのことで、住所をさらすことなく郵便物を受け取れます。
私書箱は安全性が高く、簡単に郵便物を管理でき、利用料金は平均で月額2,000円程度です。
また、私書箱と同じようなサービスにバーチャルオフィスがあり、郵便物の受け取りにくわえて、電話の受付・転送なども可能です。
バーチャルオフィスは所在地に関係なく契約でき、手続きも簡単でサービス利用開始までもスムーズなため、自宅で仕事をしている人、これから起業しようと考えている人は、この機会に検討してみてはいかがでしょうか。
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