Shopifyで自宅住所は隠せる？バーチャルオフィスで特商法も安全にクリア

ネットショップを起業する際、手軽に起業できるとあって近年人気が高まっているECショップ『Shopify』。

ネットショップを開設した際に気になるのが、「自宅住所や電話番号」などの個人情報の開示ですね。

プライバシー等の問題から個人情報を隠しておきたい…そんな方におすすめなのがバーチャルオフィスです。

今回はShopifyで自宅住所を隠し、特商法も安全にクリアできるバーチャルオフィスについてご紹介します。

Shopifyで自宅住所や電話番号は隠せる？

ネットショップが手軽に開設出来るとあって人気の高い『Shopify』ですが、Shopifyでは、自宅住所や電話番号を隠せるのでしょうか？

結論から申し上げますと、

となっています。

Shopifyで住所や電話番号を公表する必要はあるものの、バーチャルオフィスを利用することによって自宅住所などの個人情報は隠しておくことが出来る…ということですね。

Shopifyは特定商取引法が適用される！

ECネットショップである『Shopify』。

Shopifyは「特定砲取引法」の『通信販売』のカテゴリに分類されるため、法律が適用されています。

特定商取引法について、簡単にご紹介します。

特定商取引法とは

特定商取引法とは、事業者による「違反」や「悪質な行為」を防止するとともに、消費者を守る法律です。

ネットショップは対面販売ではなく顔を合わせず金銭のやり取りを行う為、消費者側（支払者）は、トラブルの際に大きな損害を受けることにもなりかねません。

その為、特定商取引法では消費者を守るために、販売する側の「住所」や「電話番号」など連絡がとれる情報の開示が定められています。

Shopifyでネットショップを開設する＝住所や電話番号の表示が義務づけられているという事になりますね。

特定商取引法に違反するとどうなる？

「住所や電話番号を表示しない」等、特定商取引法に違反した場合はどうなるのかご紹介します。

特定商取引法に違反した場合、以上のような処分が下される事も。

せっかくネットショップを開業しても、商品が返品され売上にならなかったら商売になりませんね。

違反行為をネットに公開されたり、民事裁判になった場合は、社会的地位に影響を及ぼす場合もあります。

取り返しのつかない事態にならないように、特定商取引法は厳守したいものですね。

Shopifyのネットショップで自宅住所を隠すならバーチャルオフィス！

特商法取引法で定められている「住所」や「電話番号」の表示ですが、自宅住所などの個人情報を公にするのは心配…。

そんな時におすすめなのが、バーチャルオフィスの利用です。

バーチャルオフィスでは「住所」や「電話番号」がレンタルできるため、自宅住所を隠したままShopifyでネットショップを開設することが可能です。

それでは早速バーチャルオフィスとはなんなのか、簡単にご紹介します。

バーチャルオフィスとは？

バーチャルオフィスとは、文字通り「バーチャル（架空）のオフィス（事務所）」という意味で、住所や電話番号がレンタル出来るサービスを指します。

バーチャルオフィスは架空のオフィスではありますが、実際に電話もつながり郵送物なども受け取ることが出来るとても便利なオフィス形態のひとつです。

バーチャルオフィスは初期費用やランニングコストが安価であるため、Shopifyなどのネットショップ開設も手軽に始めやすいですね。

バーチャルオフィスのサービス内容

バーチャルオフィスのサービスには、

• 住所・電話番号のレンタル
• 郵送物の受取・転送

等があり、実際に消費者からの連絡が来た場合もしっかり対応することが可能です。

バーチャルオフィスの中には会議室などのスペースを貸し出している運営会社もありますので、自身にあったサービスを提供しているバーチャルオフィスを選ぶと良いでしょう。

バーチャルオフィスが向いている人

バーチャルオフィスの利用に向いている人は、

等です。

バーチャルオフィスは架空のオフィスですので、作業スペースがありません。

その為、自宅や出張先（クライアント先）などで作業することが多い方におススメです。

また自宅がマンションの場合管理規定により「登記が禁止」されており住所が利用できない場合も少なくありませせん。

以上の方にはバーチャルオフィスはとてもオススメのオフィス形態といえますね。

Shopifyでバーチャルオフィスを利用するメリット・デメリット

Shopifyなどのネットショップ開設の際とても重宝するバーチャルオフィスの、メリット・デメリットを簡単にご紹介します。

バーチャルオフィスのメリット

バーチャルオフィスには、

などのメリットがあります。

バーチャルオフィスは都内一等地の住所をレンタル出来るため、「自宅住所」よりも顧客や金融機関の信用が得られやすいというメリットがあります。

実際に事務所を契約するよりも、かなりコストダウンできるのも大きなメリットといえるでしょう。

バーチャルオフィスは法人登記が可能なところも多いですので、今後法人化を考えている起業者にもバーチャルオフィスはおススメです。

バーチャルオフィスのデメリット

バーチャルオフィスのデメリットは、

などが挙げられます。

事務所についての規定が法により定められている「士業」や「人材派遣業」などの場合は、架空のオフィスであるバーチャルオフィスの利用は認められていません。

またバーチャルオフィスは様々な会社が使用していますので、他の会社と住所が重複してしまう…ということも。

ネット環境が整っていた現在、住所を検索するとバーチャルオフィスを利用していることが取引相手にバレてしまう事もあるため、事前に話しておく…などの対応が必要となります。

Shopifyでバーチャルオフィスを利用したい方に！よくあるQ&A

バーチャルオフィスの利用について寄せられた、多くの疑問について解説します。

Q1：銀行で法人口座は開設可能？

開設可能。銀行や条件により異なるため、銀行に問い合わせが必要です。

Q2：社会保険などの加入は可能？

可能です。

Q3:バーチャルオフィスで開業できない業種はあるの？

あります。

これらの業種は、バーチャルオフィスで開業できません。

Q4:法人税などの納税地はどこになるの？

Shopifyなどのネットショップ開設の為にバーチャルオフィス利用している場合、

で納税の必要があります。

Q5:バーチャルオフィスの利用料は確定申告で経費に出来る？

バーチャルオフィスの利用料は、経費に計上することが可能です。

賃借料や支払手数料の勘定項目で計上してください。

Q6：バーチャルオフィスの費用は？

バーチャルオフィスの費用は、運営会社によって様々ですが、別学平均費用をご紹介します。

実際に賃貸事務所を契約するよりも、かなり安価であることがわかりますね。

都心部に行くほど月額料金は高くなる傾向にありますが、バーチャルオフィ「NAWABARI」など月額980円～契約できるバーチャルオフィスも存在しています。

Shopify開業者におすすめなバーチャルオフィス４選

Shopifyでのネットショップ運営で便利な、おススメのバーチャルオフィスを４つご紹介します。

NAWABARI

Shopifyでの住所利用におすすめなバーチャルオフィス１つ目は、NAWABARIです。

NAWABARIは、バーチャルオフィスの中でも初期費用０円、月額1,100円〜という業界最安値で起業できるのが最大の強みです。

2017年から運営し、ネットショップ大手のBASEと提携している唯一のバーチャルオフィスで、レンタル住所は、東京の一等地。

きちんと入居者の事前審査を行いながら、審査にはekycアプリを活用しているため、最短当日契約が可能な点も大きなメリットと言えるでしょう。

また、NAWABARIは『GMOあおぞらネット銀行』と提携しており、利用契約するとスムーズな口座開設が出来るようになっている点も人気の理由のひとつです。

レゾナンス

Shopifyでの住所利用におすすめなバーチャルオフィス２つ目は、レゾナンスです。

月額1650円から都内の一等地の住所をレンタルできる、レゾナンス。

そんなレゾナンスの魅力は何と言っても、サービス・オプションの種類の豊富さでしょう。

レゾナンスのオプションには「法人口座解説サポート」も用意されているため、これから法人化を考えている個人事業主にもピッタリです。

ワンストップ

Shopifyでの住所利用におすすめなバーチャルオフィス３つ目は、ワンストップです。

バーチャルオフィス大手のワンストップビジネスセンターの月額料金は、4800円から。

全国に37拠点あるため、出張先での急な会議や、地方エリアで法人登記したい方にもおススメです。

登記代行などのオプションもありますので、スタートしたばかりの個人事業主の方にもおススメですよ。

ナレッジソサエティ

Shopifyでの住所利用におすすめなバーチャルオフィス４つ目は、ナレッジソサエティです。

都内一等地「千代田区」の住所が、月額4950円から利用可能なナレッジソサエティ。

そんなナレッジソサエティの最大の魅力は、ミーティングシートや会議室の利用が可能なことでしょう。

特にミーティングシートは追加料金が必要ありませんので、手軽に利用することが出来ますね。

料金費用を比較

最後に、おすすめした４社の料金費用を一覧でご紹介します。

	NAWABARI	レゾナンス	ワンストップ	ナレッジソサエティ
初期費用	０円	5,500円	10,780円	16,500円
月額費用	980円～	1,650円～	9,790円	4,950円
住所利用	◯	◯	◯	◯
電話番号利用	受信のみなら無料	3850円〜/月	通話料実費	3300円/月

まとめ

今回はShopifyで自宅住所を隠し、特商法も安全にクリアできるバーチャルオフィスに就いてご紹介しました。

Shopifyで自宅住所を隠し、安全にクリアするには「バーチャルオフィス」を利用することが最適である事が判明しました。

Shopify開設を考えている方は、バーチャルオフィスの利用も是非ご考案ください。